マグロのトロもDHAが豊富に含まれている

青魚以外の魚でもDHAを摂取することができます。

中でもマグロのトロの部分はDHAを豊富に含んでいます。

青魚が苦手だという人でも、マグロのトロのお刺身やお寿司なら食べられるという人もいるでしょう。

できるだけDHAを毎日の食事から摂るためにも、こうしたDHAを多く含む魚を食べていきたいものです。

DHAは魚の脂の部分に多く含まれているので、食べ方によってはせっかくの脂分を除いてしまっている場合もあります。

そこでやはりぜひ利用していきたいのが魚の缶詰です。

魚の缶詰は魚の脂分を含めて丸ごと使用しています。

この時に汁ごと全部使うことで、DHAを摂りやすくなります。

魚の缶詰には水煮などの味が付いていないものと、醤油や味噌煮などの味が付いているものがあります。

それぞれの料理の用途によって使い分けると良いでしょう。

その時に汁ごと使うことで、新たに別の油を足す手間が省けます。

さらに、すでに味が付いている缶詰ならば、そのまま使えば味付けをほとんどしなくても済んでしまいます。

缶詰は魚の骨ごと食べられるので、DHAだけではなく、カルシウムも摂取することができる優れた食品です。

イヌイットから学ぶ。DHAの健康の秘密

ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエンサン酸(EPA)などの多価不飽和脂肪酸は健康に良いとされています。しかし、どうして健康に良いことが判明したか知っていますか?その根拠はどこにあるのでしょうか。

実は、多価不飽和脂肪酸の効果が明らかになる発端になったのは氷雪地帯に住む先住民族イヌイットの存在です。かつて、デンマークの医師らがデンマーク人とイヌイットの健康を比較する実験を行ったことがありました。その結果、なんと全ての年齢層でイヌイットの方が健康であることが分かったのです。心筋梗塞、多発性硬化症、糖尿病などの罹患率が低かったのです。

医師らはイヌイットの健康の秘密は食生活にあることに気づきました。イヌイットの食事に含まれる脂質成分を調べると、DHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が多いことが判明したのです。イヌイットの食生活は特徴的で、アザラシや鯨などを食べています。

そして、彼らが好む肉食獣の主食は青魚なのです。このことから、青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸が健康の理由であることが示唆されるようになります。その後、各国で臨床実験が繰り返され、DHAやEPAの効果が実証されて今日に至ります。